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脳は人間の最も大切な臓器の一つで、脳の病気に
なると大変です。ちょうとした脳への打撃を与えた
だけでも、その後の症状によっては脳の病気を
疑う必要があり、十分な注意が必要です。
人間に価値があるのは、他の動物に比べて非常に
優れた脳をもっているからです。この大切な脳は、
硬い骨でできた頭蓋骨で厳重に保護されています。
脳は、大脳・小脳・脳幹部に分けられます。
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大脳は、人類では特に発展していて私達の知識の源泉になっています。文明も文化も
全て人類の大脳の働きによってできたものです。小脳は平衡感覚の中枢です。歩いたり
駆けたり・楽器を奏でたりする時に、手や足が滑らかに動くのは小脳の働きに
よるものですまた脳幹部は、生命を維持するのに最も大切な呼吸・脈摶・消化吸収
などの中枢のある所です。大脳は、大脳半球と言われる二つの脳からできています。
大脳を輪切りにしてみると、外側は灰色で、内側は白色です。例えば、グレープ
フルーツを切った場合を考えて見ると皮にあたる部分が灰色質で、実にあたる部分が
白質です。灰白質は神経細胞の集まりで、全ての動作はここから発せられます。
白質は神経線維の集まりで神経細胞の命令を伝える電線の役目をしています。
私達の耳から上にある大脳半球のほぼ中央に溝があり、その部分には、運動と
知覚を分担する中枢がちょうど体を逆にしたような順序で並んでます。足の運動と
知覚の中枢は、頭の頂上に当たる部分に、顔の中枢は耳の直ぐ上に当たる部分に
あります。また後頭部には視覚の中枢があり、前頭葉は人格を形作っていると
言われています。さらに言語中枢は、右利きの人は左側の耳の上の部分にあります。
しかし大脳には、まだ何の役目をしているのか分からない部分も多く、この部分を
無言域と呼びます。大脳半球は、各々体の反対側を支配しています。
つまり、左の半球は右半身を、右の半球は左半身を支配している訳です。
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脳にはたくさんの病気がありますが、大きく分類すると
脳の内側の病気(脳腫瘍など)や脳の外側の病気
(頭部外傷)です。脳の内側の病気として脳腫瘍などが
ありますが、体の他の部分の腫瘍と同様に脳腫瘍にも
転移を起こし、たとえ手術をしても再発の危険が
多く、完全に治ることが困難な悪性のものや、
手術によって完全に治る良性のものと二つあります。
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腫瘍のできる場所によっていろいろの症状を示しますが、共通の症状として
頭痛・吐き気・嘔吐があります。このときに目の底を見ると、視神経の出口に当たる
部分が盛り上がっています。これらの症状は、脳圧亢進症状と呼ばれてます。
常に頭痛を訴え、食あたりでもないのに吐き気や嘔吐がある場合には、できだけ早く
専門医の診断を受ける必要があります。脳腫瘍は薬では治りません。従って脳腫瘍の
疑いがある場合は医師による詳しい検査が必要ですし、検査の結果手術を要する
ときには信頼のできる技術をもち、十分な設備のある病院で受けるべきです!!
手術は時期が早ければ早いほど結果がよいのですから、必要とあれば迷わずに
手術を受けることが大切です。また、外部からの打撃により大脳と頭蓋骨の間に
血腫ができ、頭蓋内血腫になります。血腫が小さいうちは何の症状もありませんが
血腫が大きくなるにつれて脳圧亢進が現れてきます。この時期に手術をすれば
助かりますが反対にこの時期を失い、さらに血腫が大きくなると脳を圧迫し、そのために
呼吸がとまり最悪の場合死に至ります。脳の外側の病気としては、交通事故・災害・
スポーツ・過失などによって、頭部を強打する恐れがあり、これにより脳に外傷を
与えます。大部分はたいしたこともなくすみますが、中には頭蓋骨と脳の間に血の
固まりができる血腫になる恐れがあります。このような場合は手術によって
取り除かないと生命を失うこともあります。また、外傷として頭皮を痛める場合も
あります。頭皮には、血管が極めて多いために小さな傷からでも驚くほど出血します。
出血が多いだけに化膿することは少ないのですが、一度化膿するとなかなか治り
にくいものです。また化膿するとこの細菌が脳の中には侵入して脳膜炎や脳膿瘍を
起こす危険性がありますから、必ず医師の治療を受ける必要があります。
頭蓋骨骨折そのものは、あまり重要ではありませんが、頭蓋骨は脳を保護する
役目だけしか受け持っていないので、たとえ骨折しても放置しておけば自然に治ります
但し注意しなければならないのは、頭蓋骨が折れるほどの力が頭に加わりますと、
頭蓋骨の中にいろいろな変化が起こります。血管が切れて出血したり、脳が強打に
よって腫れたり、壊れたりします。従って、頭蓋骨骨折がある場合は、たとえその時に
症状がでなくても、専門医の詳しい検査を受けて、正しい治療を受ける必要があります。
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脳に外傷を受けて体にちょっとした変化が起こった
だけでも専門医の診断を受けた方がよいと思います。
特に傷を受けたときの一時的な失神などの多少でも
意識に変化があった場所にいは必ず詳しい検査を
受けることが必要です。もしも頭蓋骨内血腫の疑いが
あるときは、できるだけ早めの手術が必要です。
頭蓋骨内血腫があるときは、今のところ手術以外に
生命を救う方法はありません。
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頭部外傷の後遺症として、脳や頭蓋骨にいろいろな変化が起こり、そのために
物理的にいろいろな症状を呈するものと、自分で勝手に「大切な頭を打ったので
もうだめだ!!」っと判断して精神的な打撃を受けるものとの二種類があります。
外傷そのものによって起こる後遺症は、半身の運動や知覚が鈍くなったりその他
いろいろの障害がありますがこれらは治療によりある程度まで治ります。しかし一番多く
しかも一番治り難いのは精神的な外傷後遺症です。何となく頭が痛い・物忘れをする
根気がなくなった・耳鳴りがする・肩がこるなどのありとあらゆる種類の苦痛を訴えます。
これは、大多数が頭部外傷を受けたことを重要に考えすぎ、普通に起こる頭痛や疲れ、
あるいは物忘れを全て頭部外傷のせいにするために起こってきます。また、患者の
家族も神経質になり過ぎて、「頭を打ったのだから無理をするな」などとあまりに患者に
注意し過ぎて、患者を尿道狭窄にしていることがあります。医師を信用し、十分な
治療を受けて注意を守り、あまり神経質にならないことが外傷性神経症にならない
一番よい方法であると思います。周りの人達も協力して十分に注意しましょう!!
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